合成現実を目の当たりにした話

めちゃくちゃ感銘を受けてTwitterだけじゃ表現が足りねぇ!となったためブログを開設してしまいました。この記事が終わったら使うか不明です。多分使いません。

さてこうやって文を書こう!と思ったきっかけは
『THE BINARY Synthetic Reality 0th』
2019年9月16日、代官山LOOPにて開催されましたTHE BINARYさんにとっての初ライブです。

まずTHE BINARYという存在をまだ知らない人が多くいると思うので軽くご説明を。当然ではありますがバイナリーオプションの話ではございません

YouTubeにてMVを公開しているアーティストで、有名ボカロPから楽曲提供を受け有名動画クリエイターがMV制作をしていて、何故か3Dモデルもある。まだあんまり素性のわからない感じのクリエイターです。(私的見解)
詳しくはというかもう作品を見てください

https://www.youtube.com/playlist?list=PL5Kp4pbYpM-gg23Vv8HkANgMmB1OaoQOC


この2人が歌う曲は、どこか不思議で掴みどころがなくて、でも確かにそこにある身近な誰でも持っているような感情に訴えかけるような楽曲だなぁと感じています。

4月20日YouTubeに初投稿された『EgoもIdも単純に』
作曲者はユリイ・カノンさん。映像はおーくボさん。歌唱はTHE BINARYのmidoさん。全てのはじまりのうたです
初投稿の4月から期間が開き2曲目のオリジナル曲、作曲はR sound Designさん。映像は同じくおーくボさんの『LAZULI*』が公開されました。歌唱はmidoさんではなく同じTHE BINARYのあかまるさん。
そんな感じでボーカルが2人のユニットであることが発覚し、8月22日に初ライブが決定したという告知がされました。

長くなりましたがこの初ライブについての書留です。

YouTubeでの動画公開が主だったこのユニットのライブは一体どんなものになるのだろうと告知がされた時点でわくわくしていました。
midoさんのEgoもIdも単純に(以下エゴイド)にはモノローグという動画も公開されており(https://youtu.be/PTlZD8eVTaQ)
こちらは3Dモデルのmidoさんと恐らくリアルのmidoさんが将来についての対話をする、という動画なのですがこれがあった為にいわゆるVの者のような活動方針なのかなぁと思っていたので中の人が普通にライブをするのかスクリーンに投影してライブをするのかどっちなんだろうなぁと考えていました…

ライブ当日、ステージには紗幕が掛かっておりなるほど。これは投影型ライブな気がしてきた……やっぱりどちらかというとVっぽい活動方針なのか……?と真剣に悩んでいました……
その間に自由価格設定であった物販は枯れていてびっくりです。話を聞くと整番70ぐらいでタオルとTシャツが枯れて200に行く前には全ての物販が無くなっていたみたい。大人気か?
運良く最速先行でチケットを取れていたので物販は無事に購入出来ましたし、まさかのセンター付近2列目とかに陣取れました。いやあ近かった。距離がね、ほんとに近かった

物販も終わり無事にライブ開始。最初は紗幕にこむぎこ2000さんのオープニングムービーが
今回のライブのコンセプトは『お風呂』だったのでmidoさんあかまるさんがバスタブで遊んでいる様子が。midoさんがじゃれた様子でめちゃくちゃ水を掛けられたあかまるてんてーがmidoさんにキレてバスタブの栓を抜いたら二人とも水流に乗って吸い込まれてしまいます。

暗転の後、エゴイドの歌い出しが流れ紗幕にはmidoさんの3Dモデルが映し出されます。お?これはやっぱり投影型で本人は出てこない感じのライブになるのかな?

続いてあかまるさんのLAZULI*。こちらも同様にあかまるさんの3Dモデルの投影にて歌唱。ちなみにこの時があかまるさんの3Dモデル初公開でした。

次に歌った曲はエゴイド作曲者のユリイ・カノンさんの『誰かの心臓になれたなら』歌唱はmidoさん
ライブ中は3Dモデルだけの映像でなく曲にそった映像がモニターとステージに映し出されていてめちゃくちゃ綺麗でした。芸術的

そして4曲目、LAZULI*の作曲者Rさんの『帝国少女』あかまるさん歌唱。この時に上手側にいた女性ファンの数名が泣き崩れていました。とても気持ちわかる。

歌が終わり、こむぎこ2000さんの映像の続きが。流されていった2人がバスタブへまた戻ってきました。その瞬間除幕され、ステージ上にはmidoさんあかまるさんご本人の登場。歓声がすごいすごい。
2人が軽いMCをした後にあかまるさんが捌け5曲目、midoさん歌唱のろくろさんの楽曲『スロウダウナー』

スロウダウナー、とても好きなんです。midoさんが歌ってみたカバーをTwitterにあげた時はめちゃくちゃ興奮してました。いやぁまさか生で聴けるとは思わなかったな……
サビでは一緒にタオル回して!と。物販で販売されていたタオルは早々と売り切れてしまったので購入できなかった方はどうだったんだろう……

そして入れ替わりであかまるさんの猛独が襲う。作曲者は一二三さん。ここでも上手側の女性ファンが泣き崩れていたっぽいです。あかまるさんファンなんだろうな……

そしてまた入れ替わり。midoさんの2曲目のオリジナル曲『Unhappyを愛さないで』
作曲は5曲目のスロウダウナーの作者ろくろさんです。てっきりオリジナル曲2曲目はもっと後に来ると思っていたのでタイミングには驚きましたが爆上がり。

その流れであかまるさんのオリジナル曲2曲目。6曲目の作曲者一二三さん提供の『ズルくてすごい』
あかまるさんはギターが弾けるので、ギターを持ちながらステージにたって弾きながら歌っていましたね……最後の『ズルくてすごいと緩んだ顔を見せて』という歌詞を歌う時ににこっと笑っていたのがとても印象的でした。これをはっきり見れたので前の方で本当によかった……

そして9曲目。入れ替わり無しであかまるてんてーのターン。アコギに持ち替えて弾き語りのカンザキイオリさんの楽曲『命に嫌われている』
しっとりと歌い出すあかまるさんに会場も静まり、あちこちですすり泣く声が聞こえてきました。かく言う私も泣いてしまったのですが……

会場を感動の渦に巻き込んだ後入れ替わりでmidoさんの登場。ここで残念なお知らせがあります!次の曲が最後の曲です……えぇーーー!!!のくだりをやり「これが聞きたかった」と満足そうにはにかんでおっしゃっていました。かわいい……かわいい……(限界オタク)

そして10曲目、蝶々Pの『心做し』
ピアノの音とmidoさんの切なくて、でも力強い歌声が響きます。ちょっと記憶が飛んでてどこのタイミングかは忘れてしまったのですがある場面でmidoさんが座り込みうつむき加減で歌っていたのがとてもとても綺麗で美しかったです……

歌が終わり、ステージには誰もいなくなりました。そしてアンコールが。体感3分ぐらいで2人が物販のTシャツを着て再登場。かわいい

midoさん提案で男子ー!!!!(ウォ--)女子ー!!!(キャ-)をやることに。この2人が初めてのライブでライブあるあるみたいな事をして楽しそうに喜んでいる場面が多くて微笑ましかったです。声的に男女比は半々ぐらいだったのかなあ

そしてTwitterで告知されていたmidoさんの新曲が初公開。煮ル果実さん作曲の『ベクターフィッシュ』今までとは雰囲気が代わりとてもスタイリッシュな楽曲でした。その後Twitterにて公開されたライアーノーツの最初の一文は『こんなに、愛しても、狂わされても。』でした。何だこの文脈は……信頼の塊でしかない……
ちなみに文書いといてアレなんですがライブの記憶は割と飛んでてとりあえずめっちゃかっこいい!ぐらいしか覚えてないです。詳しい感想をお持ちの方はお教え下さいませ。

入れ替わりであかまるさん。「あかまるも新曲があります!」と宣言の後傘村トータさんの楽曲『その切っ先が愛であれば』
ライブで初めて聞いた感想としては最初の3話までは酷評されるけど最終回に近づくにつれて評価がどんどん上がるタイプの感動系深夜アニメのエンディングテーマでした。同じくTwitterにて後日公開されたライアーノーツの最初の一文は『いつか月の優しさも忘れてしまうのかな』でした。この文章が思い浮かぶセンスがすごい。ズルくてすごい。

最後はみどの曲です!と言い残しあかまるてんてーは舞台袖へ。

本当に最後の曲です。最後は始まりの曲で……という言葉の後にmidoさんの、THE BINARYのはじまりな曲である『EgoもIdも単純に』

途中からはあかまるさんも参加し2人で歌っていました。ライブの特権ですねこれは……
1曲目に演奏した時と違いバンドの皆さんもアウトロで遊びまくり。これにはオタク大喜びです。めちゃくちゃかっこよかった。みんなにプレゼントです!と缶バッジを投げていました。ゲット出来た方はおめでとうございます

最後に告知として2人の口から9月19日の21時半からYouTubeLIVEにて振り返り生放送を配信するとのこと。盛大な拍手と歓声の中2人は捌けていきました。

これだけでは終わらず、無人のステージに映像が流れ始めます。
2019年Autumn、1st Mini Albumの『melon』のリリースが告知されその日のライブは終わりを告げました。

このライブへの感情を一言で表すなら「最 & 高」「爆アドライブ」みたいな感じでしたね。来てよかったしこの2人の第1歩をこの目で見届けられたことはとても幸せなことだと感じました。
タイトルのSynthetic Realityは直訳で合成現実って意味なんですが、YouTubeに投稿されているMVでも二人とも1曲目は全て手描きの完全2次元のMVなのですが2曲目は現実の舞台がきちんとある半分3次元のMVになっていたんですね。そして、今回のライブで完全に3次元にも登場した、という感じでしょうか……最初は紗幕に投影でしたし、その後もステージに映像は流れ続けていてその中でご本人達が歌っていたので合成現実っていうのはぴったりだったというか、どちらの側面もある面白いライブだったなぁと感じましたね……


このお2人の活動をずっとずっと応援したい、見守っていたいと改めて思えたライブでした。いやぁよかったな……次の日定期テストで朝起きるの超しんどかったけどよかったな……

これから先の活躍もめちゃくちゃ楽しみなTHE BINARYさん。ぜひとも多くの人に知っていただきたいです。MiniAlbum配布芸多分やります。